2012年 第52回東海QSOコンテスト参加記
例年、このコンテストは春分の日と決められているのですが、うちの職場は製造業ですので、いくら事務方とはいえ、原則土日休み、祝日は出勤日となっています。
しかし、昨年は震災の影響で中止となり、東海地区中心のコンテストとしては2年振りとなることもあって、今年はなんとか参加したいと思い有休を確保して参加しました。
移動地は 三重県度会郡度会町(JCG 21016/J) 日の出の森広場、部門は「管内局シングルOP 電信電話 50MHzバンド以上(I-SVU)」いわゆるVUHFマルチバンドです。
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移動地の選定ですが、最近の2エリアローカルコンテストではここを比較的好んで利用しています。
三重県でコンテスト参加の場合、車で行く前提の選択肢として、ここ(日の出の森)以外に、青山高原、鳥羽、鈴鹿漁港付近などが候補にあがりますが・・・
- 青山高原・・・東西には抜群だが、鈴鹿山系の影になるのか名古屋~岐阜西美濃方面に微妙に弱い。また、ロケの良さと運用ポイントが多数あることから、移動局が2~3局は必ず運用していてカブリに悩まされる。そもそも津市/伊賀市は運用局自体が多く、マルチとしておもしろくない・・・など。
- 鳥羽(パールロード)・・・東方面は抜群、西方面も以外と山から離れるため、結構がんばってくれるが、標高の無さから名古屋方面へもしっかりビームを向けないとカスリもしない・・・(私感)。
- 鈴鹿漁港付近の堤防(にかぎらず伊勢湾岸沿いの防波堤近辺)・・・どうしても人通りがあって、長時間の運用には向かない気がします。6mの5エレや6エレ振り回したら飛びはおもしろそうなんですが・・・・・人目が ^^;
- 尾鷲・熊野方面・・・全国レベルのコンテストならばおもしろそうですが、2エリアローカルコンテストではどうしても厳しいですね。一度行きたいとはおもっていますが。
- 日の出の森(今回の運用地)・・・西向けは山が近く、3エリア方面はかなり苦しいが、北方面は、伊勢平野、濃尾平野~知多半島、三河湾方面まで見通しが効き、東方面も鳥羽ほどではないにしろ東京の50.490MHzビーコンがGWで安定して入感するので、それなりに飛びが期待でき、静岡方面も確実にカバー可能。また、標高530m程あるので、ビームが多少そっぽ向いていていもそれなりに・・・ ^^;
というわけで、全国レベルのコンテストにはあまり向かない移動地ですが、2エリア向けという意味では安定して使える移動地なんだな~と感じています。ただし、現地は北には開けていますが、南に獅子ヶ岳を背負う形での運用になりますので、Sc(スキャッター)は全く期待できません。これが全国向けには向いていない理由かな。
ちなみに去年、電気通信監理局の規正局とJARLガイダンス局もここから運用したようです。そりゃここなら東海地区をがっつりカバーできますからね。。。-_-;
とまあ、そんなわけで、今回「も」この度会町日の出の森への移動運用となりました。ただ、そろそろ違うところも探したいところです。(選定基準が6m中心になっていることはツっこまないww)
現地への出発は朝5時前、バッティングしたときや自然災害の影響で移動地が使用出来なかったときの事を考慮して、早めに出発しました。到着は6時半過ぎ、やっとあたりが明るくなり始める頃でした。車の外気温計が0℃になっているのは見なかったことにして設営を開始、7時半頃には準備が完了しました。(いや~寒かったw)
今回、設備は2月の京都コンテストと全く同じ設備での運用です。「IC-7000M+IC-911D、5ele(Radix RY-S5)+GP(X-6000)」いろいろ試したい機器やアンテナもあるのですが、直前の土~日曜日が雨だったこともあり、全くテストができなかったので、自分にとっては普段運用しているオーソドックスなスタイルでの運用となりました。
といいつつも、今回RY-S5を持ってきているので、以前RY-66Aで東京ビーコンをワッチしたときとどれくらい感じ方が違うのかも興味があって、設営完了してからいろいろ試してみました。
結果的に感度は気持ち落ちるかな程度で、RY-66Aほどワイドスペースではないのでゲインは落ちるはずですが、十分実用になるという印象でした。さらに5エレということでビームの切れも比較的ブロードな感じを受けました。説明が難しいのですが、半角値が60°と75~80°くらいの違いみたいな感じ・・・。(あくまで主観的感覚です)
試しに東向けビームでビーコン代わりに6mのRTTYを運用したところ、いきなり茨城から呼ばれました。十分飛んでいるようです。
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とまあ、いろいろテストしていたらコンテスト開始になりました。いつものごとく2台のRIGの片方でrunしつつ、もう1台でサーチの流れでの運用、なんとなく自分なりの形ができてきたような気がします。
今年の東海QSOは参加数はどうなんでしょう?瞬間最大風速的には多かった気もしますが、後半は完全に閑古鳥が鳴いていました。よく主催者コメントに「ログ提出者数が増えた」というコメントを見かけますが、それがイコール「コンテストが賑わっていた」って言うのとは、なにか違う気がしますね。。。
結果
とりあえず例のごとく局数だけにしておきます。まあ、管内1位は無いなぁ~な成績でした ^^; 今回VUHFマルチの人が多いんじゃないかと予想しています。
撤収1時間でさくさくっと片付けて帰ってきました。帰りの東名阪道は相変わらず伊勢関~四日市東が渋滞していましたが、いつもの通り伊勢関で降りて今日はR1経由で帰ってきました。
交信いただいた皆様ありがとうございました。こんな感じでやってますので、また声が聞こえましたらお相手宜しくお願いします。
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