三重県三重郡菰野町 御在所岳山頂(付近)移動運用 2011/10/01
ここのところFT-817をあまり活用出来ていなかったのですが、円高もあってCWフィルターを個人輸入で購入したり、外部電池BOXを組んで見たりと、いろいろ機材を組んでみたので、機材テストも兼ねて、近所(って言っていいよねw)の御在所岳で移動運用をしてみました。
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本当なら健康のため、登山道から上るのがいいのでしょうが、軟弱な(?)私はそんな根性も準備も体力もないので、ロープウェイ+リフトで、軽々と一等三角点まで到着です。
御在所岳での運用は以前(大昔)1994年頃、一度IC-505に単2乾電池を詰め込んで、ロープウェイ乗り場付近の展望台からロッドアンテナで運用したことがありました。ただ、時期が悪かったのか、SSBのみだったこともあり、あまりぱっとせず2~3局のQSOで帰ってきたのを覚えています。多分御在所岳から運用するのはそれ以来かな~と思います。
一等三角点に到着して、どこから運用しようかなとあたりを見回しました。ここから西の望湖台という展望台の方へいけば滋賀県側になりますが、今回は三重県側を選択。
三角点の周辺にはベンチや休憩所が沢山あります。休憩所はテーブルもあって運用には良さそうですが、さすがに邪魔になると思い遠慮。そのすぐそばのベンチでの運用としました。
ベンチ近くの岩にはザイルを止められるようなアンカーが打ち込まれていて、昔は何かに利用されていたようですが、現在は広場の端とはいえ遊歩道も整備されていて、使用されていないようでしたので、ちょっと拝借して、ポールを5cmほど土の中へ押し込み、このアンカーとでポールを固定、その上にRADIX のV-DP(RD-S106)を展開しました。
このV-DPはRADIXの通販サイトで販売されている物で、7/21のコイルとセットの物です。以前から持ってはいたのですが、車での移動では6mは2エレ~6エレを使用しており、7MHzはダブルバズーカアンテナを作ってしまったりと、移動で使おうとおもって買った割には、活用出来ていませんでした。
荷物はアンテンの4.5mポールにV-DPのバラン部分のみ取り付けた状態で杖代わり(笑)として持って、残りの機材はザックに入れて上がりました。上る前はこれくらいの装備なら楽勝とか思ってパッキングしていましたが、RIG/PC/アンテナエレメント/ケーブル類と詰め込むと案外重い(汗)。普段から担ぎ上げされる方はすごいなぁと(笑) ロープウェイでもなければ私にゃぁ無理っぽいです (^^;)
朝9時半に自宅を出てロープウェイに乗ったのが10時15分ごろ、リフトを乗り継いで、到着、設営をして、10時47分、twitterにつぶやくと同時に50.235MHzSSBで運用を開始しました。。。
が、呼ばれない(笑)まあ、2.5Wだしそんなもんかなと10分くらいCQを出していましたが、だんだん心配になってきて、とりあえず、CWのCQオートリピートに切り替えて、SWRみたり、バッテリ電圧みたりバタバタと(苦笑)。。。11時になってやっとJF3LCHさんから呼ばれて一安心。後からtwitterでもガツンと来てると情報をいただいてホっとしました。
一つ驚いたのは一等三角点というのに安定して携帯が使えたこと。スキー場がそばにあることもあってインフラがちゃんと整備されているようです(へ~)。おかげで相変わらずのtwitter依存症運用になってしまいました(笑)
そうこうしながらCQを繰り返しているとだんだん呼ばれるようになってきました、J-Clusterにもupいただけたようです。これに助けられたのが大きかったようですね。
今回一番の目的はこのお手製お手軽外部バッテリーパックのトライアルです。CWとSSBで交互にランしながら、RIG内蔵の電圧計でバッテリーの様子をうかがっていました。
単純に単三eneloop(min.1900mAH)を直列にしただけですが、一応10V~13Vを安定して供給しようと11本直列につないでいます。これくらいの電圧がでていれば運用前半は5Wでの運用も可能だろうと狙って、11本直列としました。
ちなみに12本つなぐと充電直後の電圧が17V近くになってしまい、ちょっとやばそう、10本だと送信するとすぐに10Vを切ってしまうみたいで、FT-817だとすぐパワーダウンしてしまうようです。単三10本なら一応既製の乾電池ケースがあるみたいですが、11本や12本というのはさすがに見たことが無いため、6本用の乾電池ケースを2個接着剤で貼り付けて仕立てています。
リード線で接続し、ヒューズを組み込んで、250ファストンの2極アームロックコネクタ(Y社製しか入手できないのがいろいろ納得いかんのですが^^;)で、無線機の電源線に接続しています。ただ、このままだと単三12本用になってしまうので、ピコ6のダミー電池を拝借、11本用電池ケースとしています。
このバッテリ、結構今回は持ちました。最初から2.5Wに押さえていたこともあるのですが、ほぼ2時間SSB/CWとフルに運用してやっと電圧が9.5V位まで落ちてきました。この時点でそろそろ限界かなと判断して、内蔵NiMHに切り替えました。単三ベースでこれだけ持てば十分ですね。お手軽用に今後も活用できそうです。
最終的には3時間弱の運用で、1・2・3・9・0エリア、延べ20局と交信できました。最長は千葉県鴨川市からSSBでRS41をいただきました。こちらへはほぼ59で来てましたので相手の受信能力に助けられまくっていますが、2.5WのGWでこれだけいけば十分ですね。コールいただいた各局ありがとうございました。
大体14時頃に撤収をしましたが、だんだん風も強くなり、寒くなってきました。下にいるときよりさらに1枚着込んでいましたが、だんだん厳しくなってきましたので、早々に撤収して正解だったようです。
リフトでロープウェイ乗り場まで戻って、ちょっと遅めの昼飯、結構体が冷えていたので、暖かい山菜うどんをいただきました。体が冷え切っていたこともありおいしくいただきました。
ちなみに、帰りのロープウェイは結構揺れました(汗)意外と風も強くなっていたようで、無理は禁物ですね。
下界に降りてくると涼しいとはいえ結構暑いw 山頂とは上着1~2枚分は違うようです。CMコピーでは下界との気温差「マイナス10℃」を売りにしているようです。(ホントか?) 昔は北海道より2℃涼しいとか言ってた気もしますが、気候の変化にあわせてコピーも変わってきているようです。
とまあ、久しぶりの担ぎ上げもどき移動となりました。2way FT-817 QSOでバッテリー談義に華が咲いたり、局数の割に結構しゃべった楽しい移動になりました。こういうスタイルも気持ちいいので、気候次第になるとおもいますがまたやってみたいですね。
#あ、この楽しさと電波の飛びが担ぎ上げする人たちのバイタリティの源なのか。なるほど・・・。
次回はトラブルがなければ多分全市全郡コンテストに6mシングルバンドで出ます。2~3地点、候補は考えていますが、多分、あの場所。。。かな(笑)
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コメント
どうもこんばんは 交信ありがとうございました。
なんという偶然か....
ロープウェイで大和葛城山に上がっていました。
6mは2ELEを持って上がりました。
聞こえてくるのはreachさんの信号だけでした。
15時を過ぎると、ぽつぽつ聞こえてきていました。
日曜日なら、もう少し昼前後でも局数は多いかな!?
なんやかんやで、6mはすぐ諦めちゃいました。
で、144/430/1200MHzを行ったり来たりしていました。
日差しが強いというほどではありませんでしたが、腕が真っ赤になりました。
投稿: JL3TOG/ganta | 2011/10/02 00:13
JL3TOG/gantaさん毎度ありがとうございます。
なんと、同じようなロープウェイ利用の移動運用だったんですね。いつものようにどこかの山への担ぎ上げかと思っていました。信号はかなり強力にとどいていました。
私の方は上る前にHB9CVとV-DPのどちらを持って行くか迷ったのですが、風が強く、2eleでも厳しいかなとおもい、V-DPを持って行きました。
風が強かったおかげで、長袖2枚着ても寒いくらいで暑いということはなかったのですが、それなりに日差しはあり、帰ってきてみると結構顔面がひりひり・・・少し日焼けはしたようです。
あと、CWでは599BK位しかできなくて、なんかいっぱい打っていただいたようですが、よく取れていませんでした。SRIです。CWはもっと精進が必要みたいです(^^;)
投稿: りいち(JJ2DWL) | 2011/10/02 06:28