KEYER2009 入手
本品は蚰蜒倶楽部(gejigeji-club)さんがハムフェアーで販売された4chCWメモリーキーヤー『KEYER2009』です。縦ぶれ対応、F2電信対応など意欲的な製品で、サイズも小さく、非常によく出来ています。
昨年のハムフェアーでローカル局が購入していて『いいなぁ』と思って見ていたのですが、今年1月の関西ハムシンポジウムではJA3YRL公開運用でも使用されていて、ますます欲しくなってしまいました。
今年こそはということで、あちこちお願いして、今年のハムフェア分をようやく入手出来ました。
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サイズは 幅77mm×奥行52mm×高さ21mm(突起物除く)となっています。突起物(つまみ)を含んだサイズが CQ誌2008年6月付録のOI-KEY基板の幅・奥行きとほぼ同じ感じです。単4電池×2・スピーカーを内蔵してこのサイズですから驚きですね。
早速箱を開けて電池を入れましたが、ケースはローレットねじ1つで開けられるようになっていてドライバー等不要となっています。ケースの加工・塗装精度も非常にすばらしですね。もちろん加工・塗装は業者に依頼していると思いますが、SWとのあわせ面の仕上などアマチュアの製品とは思えない位よくできています。
普通に電源を入れると再生モードとなり、各FUNCキーを押しながら電源を入れることで、録音や各種設定が出来るようです。
早速パドルをつなぎ、FUNC1を押しながら電源をいれてメモリ登録をしてみます・・・・
おっと、いきなりパドルの接続は左利き用がデフォのようです。マニュアルをみると、FUNC1・FUNC2の同時押しで長短反転のようです。早速2キーを同時押ししてみるとCWで『R』とかえってきました。Reverseということでしょうか。
出鼻をくじかれましたが、早速メモリー開始。いい感じにメモリーされます。メモリーに大容量EEPROMを内蔵したチップを使っているようで、記録できる文字数は1chあたり約21844文字とか。。。(超オーバースペックw)
また、このKEYERの特色の1つに縦振り電鍵でもメモリーが出来るとあります。無謀にも縦振り電鍵を出してきて接続し、メモリーしてみました。
結果・・・・とても下手くそなCWがそのままメモリーされました(笑)
縦振りでメモリーするとスピードダイヤルの位置は関係なく、キーイングしたスピードで再生されるようです。多分、大容量メモリーというところを生かしてキーイングの長さをある程度そのまま記録出来るようになっているようですね。
文字間は若干MIDIシーケンサーでいうクオンタイズされているような感覚がありますが、よく再現出来ていると思います。(下手さ加減も再現されるから余計にそう感じてる?^^;)
ちなみに私がメモリした内容はというと(当然パドルで記録w)
FUNC1: JJ2DWL
FUNC2: R UR 5NN BK
FUNC3: CQ CQ CQ DE JJ2DWL JJ2DWL JCC2102 PSE K
FUNC4: 臨機応変に書き換え
もちろん移動時やコンテストでは若干書き換えますが、ほとんどFUNC1とFUNC2で間に合ってしまうと言うのはナイショの話です(え~)
また、本体内部にはサービスピンヘッダーが用意してあり、ファームウェアがアップデート出来るようです。今夏のハムフェアでも以前販売したものについては、無償アップデートを行っていたそうで、なかなか太っ腹です。営利目的じゃないから出来る事かもしれませんね。
このクラブは過去からKEYERを製作してハムフェアーに出品されていて、経験とユーザーのフィードバックなどが織り込まれて完成度が増しているのでしょうね。非常に完成度が高い製品と感じました。昨年の評判をうけて今年も2日目の昼過ぎには50台完売してしまったそうです。
お一ついかが~と簡単に言える製品ではありませんが非常に良くできた製品だと思います。USBIF4CWもしかりで、他では出回らないこのような製品がハムフェアのクラブブースで販売されているからほんとハムフェア通いもやめられませんね。
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